
先日、北海道・知床の山で悲しい事故が起きました。母グマに襲われ、登山者の命が奪われたのです。
同行者は「クマよけスプレー」を持っていましたが、それはヒグマ用ではなく、防犯用のものでした。
結果として、使うことができず命を守れませんでした。
この出来事は、「正しい道具を選ぶことの重要性」を私たちに教えてくれます。
ヒグマに遭遇した時の対処法!熊スプレー安価な物は要注意!

安価なスプレーではここまでの性能はなく、いざというとき効かない危険があります。
近年、ネット販売中心に1万円以下の安価で販売されてるケースが目立っています!
そうした商品は、実際は護身用や防犯用の対人催眠スプレーである可能性が高く
被害者の友人が所持していた製品も、そのひとつだと考えられる。と専門家石名坂さんがコメント。
ヒグマに遭遇した時の対処法!専門家がおすすめする熊スプレーとは?


現在、国内では10種類以上のクマスプレーが販売されている。自治体や国立公園管理団体、警察、自衛隊などでも採用実績があるのが米国製の「カウンターアソールト」だ。価格は2万円前後(CA230)。カプサイシン1.73%。噴射距離は約9.6メートル。連続噴射時間は約7秒。クマスプレーの主成分は、唐辛子に含まれるカプサイシンで、人や動物の体内に入っても害はない。しかし、ガス状になったカプサイシンを浴びると、目や鼻、口、のどなどの粘膜に焼けるような痛みが出て、呼吸が困難になる。「私が知る限り、クマの研究者の多くが30年以上前から国内販売されてきたカウンターアソールトを使用しています。国内でクマの撃退に成功した事例の多くは、カウンターアソールトによるものでしょう。私自身、クマ撃退に成功したのは全てこの製品です」引用元:AERADIGITAL
石名坂さんもクマ撃退に成功した製品は【カウンターアソールト】です!とコメントされてます!
熊を撃退するには、スプレーのカプサイシン濃度や噴射時間が重要とのこと!
カプサイシン濃度や噴射時間が短ければ、いざ、噴射しても効果がないか、弱い。最悪、命を奪われてしまいます。
製品を選ぶ際に大切なポイント!
自治体や国立公園管理団体、警察自衛隊などでも採用実績があるのが米国製の「カウンターアソールト」 カプサイシン1.73%。噴射距離は約9.6メートル。連続噴射時間は約7秒。価格は2万円前後のもの!
ヒグマに遭遇した時の対処法!クマスプレー粗悪品に注意!
最近はネット通販で「クマスプレー」として売られている商品が増えています。1万円以下のものの多くは、防犯用スプレーにすぎません。
- 成分が薄い
- 噴射距離や時間が短い
どうしても金額が高いと、ちょっと安い方を選んでしまいますが、命の危険なさらされた時は、金額は高めでも
安心安全な商品を選ぶ事が大切ですよね。
実績のある安心な熊スプレーはとは?

30年以上前から使われてきた「カウンターアソールト」です!
カウンターアソールトは、北米や北海道でも実際に撃退例があります。
強力なカプサイシン成分入り
約10m先まで噴射可能
4〜5mの距離で最後まで噴射すると効果的
このように、価格は高いですが命を守る為に、効果のある商品を購入する事をおすすめします!
命を預けるには、あまりにも心もとない性能です。
クマスプレーの正しい使い方を知ることも大切!

いざという時に慌てないために、使い方を頭に入れておきましょう。
- クマに出会ったらすぐに安全ピンを外し準備
- 5m以内で突進してきたら噴射
- 威嚇だけならむやみに噴射せず、距離をとって後退
もしスプレーが効かない場合は、腹ばいになって顔や首を守り、最悪の時は反撃する覚悟も必要です。
熊と出会ったら、スプレーの安全クリップを抜く。
熊が突進してきたら距離を5メートルを切った段階でスプレーで噴射。
それより手前で熊が立ち止まれば、噴射せずににらみ合いを続けながら横目で自分の足元を見つつ転ばないように後退する
後退するときに転ぶとそれをきっかけに攻撃される可能性があるので慎重に!
もしもの時にすぐに使用できるように、専用のポケットを腰にとりつける事をおすすめします!
ヒグマに遭遇しない工夫も忘れずに!

スプレーはあくまで最終手段!
- 声を出す
- 鈴を鳴らす
- ラジオを流す
これらの工夫で「遭遇しない」ことが一番の対策です。
まとめ

山での事故は一瞬の判断が命を分けます。
- 遭遇しない工夫をする
- 本物のクマスプレーを持つ
- 正しい使い方を知る
この3つが、自分や仲間の命を守るカギです。
自然を楽しむために、準備を怠らずにいたいですね。
最後まで読んで頂きありがとうございました!
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